あまちゃん論 そして能年玲奈とは何者か。あまちゃんとは彼女の成長記である。
私があまちゃんにどっぷりとはまるのはクドカン脚本の面白さも、散りばめられた小ネタのおかしさも勿論導入部としては大事だったのですが。やはり決定的な要素となったのが能年さんの魅力でした。それは彼女の実力でした。
声を大にして言わせてください。彼女はもの凄く上手いんです。演技の事なんか私には詳しい事わかりません。しかし、彼女が只者では無いことは理解できます。
あの人の事を天然とか純粋少女とか、そういう方向でのみ語る向きがあります。彼女を純粋無比な天使とするのはとても良くわかります。確かに彼女は天使だと私も信じてる部分、あります。しかし、それ以上に素晴らしい存在である事はあまり触れられていない。なんだか、彼女が天野アキそのもののようなキャラクターだったからこそあの役がこなせたかのような論調がいまだに散見される。
非常に残念だ。嘆かわしいとすら考えられる。最近、ようやく彼女の凄さに言及する声もちらほらと目につくようになってきたがまだまだです。
彼女を、アイドルタレント、アイドル女優として数年に一人の輝きと称する人たち。
間違っている!彼女こそは50年に一人の逸材です。いや、怪物です。
2012年10月初めより開始されたあまちゃんの撮影は翌2013年8月1日のクランクアップまで続けられました。それは、今世紀日本を代表する「俳優」、能年玲奈の貴重な成長の記録でもあります。むしろまさにそれこそがこのドラマの最大の功績と言えるのではないか。
私は、今そう信じて疑わないのです。