性的対象 (東京事変のアルバム風に)

必要ヴォルティスロボこと、つぃっ太のツイッターでのつぶやきを更に突っ込んで整理、発表したい時に利用しようと思います。 https://twitter.com/sangatukitijitu 主に 能年玲奈の事 あまちゃん他ドラマの事 ももクロちゃんの事書いてます。 

日記的な何か (仮) 能年玲奈 その瞳、昆虫

能年さんについては様々なものに例えてお伝えしたいというか。この方は小さな身体にハイポテンシャルがぎゅうぎゅうに詰め込まれた方だと。なんというか多様なのです。その一端を伝える言葉があふれて止まらないという、これはそんな「私の禁断症状」です。ちょっと連投します……。私はこれがベースで能年語りしてます。

 

この人を見続けて感じることが出来るようになってきたのは、この人の、ずば抜けた集中力の高さです。一種のアスリート的な感性というか。所謂文系じゃないんですよ。体育会系っていうのとも違い、理数系でもないんですけどね。そういう単純な区分はできないんですが、括るなら、アスリート系。目標に向かって一直線。

一般的にはそれは汗と涙と友情となんたらかんたらな訳です。そこに感動する、共感するという同調圧力とでもいうものが漂ってる。

 

しかし、普通のアスリートと決定的な違い。そこに感情は無いのです。これは本当に、無い。即物的というか。そこに対象があればそれを完璧に捕捉し、最短距離で捕食するイメージ。

 

人間、誰しもあるじゃないですか。何かを達成するために目標物を捉えて、目的を定めそして試行錯誤して積み上げていき、それを獲得した時の喜びの過程というんですかね?普通、人ってそうやって感動して生きてるような。一種の高等生物的喜びの創造過程

 

能年玲奈という人には、そういう過程における喜びを一切感じないんです。演者としてお芝居をする。そこは淡々としているんじゃないか。一つの仕事の行程として、一つ一つの演技があるのであって、その瞬間瞬間に感動してる訳じゃない。

当たり前の事のようでいて、これって至難の技ですよ。勉強でも仕事においてでもいいんですけどね、私たちって、ノってる時とノってない時ってあるじゃないですか。自分の中でのテンションの違い。ルーティンワークじゃなくて。仕事の内容が高度であればあるほど。この人からはそれを全く感じないのです。感情による揺らぎを。

あの、ミラクルな百面相の表情の裏に隠されたもうひとつの真実。彼女はあの表情に感情を乗せていない。ほとんどシステムとして稼働している。

それでいて、彼女の中で爆発している炎のようなものは光り輝いているんですよ。確かに生きている!感じている!生物なんだ!という輝きがある。

 

ともすれば冷たいじゃないですか。こういうのは。冷徹であるからこそ、この動きがあると思うじゃないですか。それこそ、あらゆる仕事をルーティンワークに落とし込んでいるような。しかし彼女の演技にはそこに確かな命の炎が揺らいでいるんです。

これ、カラスの親指くらいから顕著になってきたんじゃないか。実際、それ以前の彼女の演技にはまだぎこちなさ、それこそルーティンにこなしてるようなイメージがあったかもしれない。彼女の映画デビューと言える動物の狩り方という短編映像を見た限りでは、その圧倒的な表情の豊かさとは裏腹の暗さ、冷たさがあった。感情がのせきれて無いんですよね、多分。熱の伝わり方がちょっと足りないんです。いや、これは受け手である私の熱伝導能力に問題があるんですが、一般人の芸術体感レベルなんてたかが知れてます。そこまで降りてこないと降臨とはならないんだろうなあ。まだまだ修行中だったという事か。

少し前のエントリーにマシーンに例えてポルシェなんて書きましたが、本当に機械的な、プログラミング的な動きを見せる。しかしそこに限りない美を感じてしまうのです。

 

以前、NHKのバラエティ番組に能年さんと福士蒼汰なんかが出てくるのをやってたんですが。そこで神前相撲っていうのの演者のドキュメントをやってたんですね。

そこで能年さんがワイプで抜かれまくって実に楽しかったのですが、彼女のその時の表情がすごいのです。バラエティなんだから、こういう時ってモニターに流れるオッサンの一人相撲なんてヘラヘラ笑って見過ごしてお茶の間の皆さんにココ笑うとこ信号送っときゃ芸能人的お仕事は終わりだと思うんですね、こんなの。事実福士蒼汰以下皆そうしてました。

この人、ガン見してました。それはもう、恐ろしいくらいの真剣さと精密さ、正確さで。その時の表情が昆虫だったのです。こういう時の絵は、まあ綺麗に表現するなら女優の性からか、能年ちゃんの演者を見守る目はネコ科の猛獣が獲物を狙っているようなしなやかな美しい姿、とか、綺麗にまとめると思います。普通は。

そんなあまっちょろいもんじゃ無かったです。ガン見です。ガン見。首も動かさず、瞬きもせず。その表情から感情が読めない。例えるなら殺気です。カマキリの目です。最短距離で補足し、最速のスピードで捉え、瞬時に口に運んで躊躇せず頭から丸かじりにする目です。なんという集中力。これが、この姿こそが能年玲奈

そうです。その瞳、昆虫。なのです。人間じゃ無い。哺乳類とは遠い、なにか違う倫理、違う思考理論体系で動く生物。例えば昆虫。あるいは、エイリアン。

これは多分、究極に研ぎ澄まされた剣豪の境地、大横綱白鵬千代の富士レベルの集中力、洞察力ではないか。アスリートを超えるアスリート。総感じずにいられない。

 

 

 

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