性的対象 (東京事変のアルバム風に)

必要ヴォルティスロボこと、つぃっ太のツイッターでのつぶやきを更に突っ込んで整理、発表したい時に利用しようと思います。 https://twitter.com/sangatukitijitu 主に 能年玲奈の事 あまちゃん他ドラマの事 ももクロちゃんの事書いてます。 

日記的な何か (仮) 戦闘美少女……両性を行き来する者たち。止まった時間を生きる=ピーターパン

ファリックガールという言葉があります。

日本のドラマには戦う未成熟な美少女が沢山登場するのですが、それを研究するような人もいて。まあ剣というものはペニスの代替え品である。それの取り外しが出来る肉体を求めているような結論になるんですが。そういう存在をファリックガール(戦闘美少女)と呼んでいる。日本で公演されるミュージカル、ピーターパンは伝統的に女性が演じています。これがまさにファリックガールの典型と思えます。

 

女性化できる男性は、基本的に少年に限られる訳です。思春期の第二次性徴を迎えたか迎えないかの時代。現実問題としては、私たちが少年少女と呼べる唯一の時期はこの、13歳~15歳の、所謂中学生の時代に集中するのが真実ではないか。

 

このイメージは実は古来永遠といっていいくらい頻出する。金太郎という童話がありますが、私たちは多分、彼を山奥で赤い腹巻してクマと相撲とってた子供、としか知りません。実は彼は成長して坂田公時(さかたのきんとき)と呼ばれる武士で、美少年です。源頼光という英雄見出されて付き従って四天王の一人となり、酒呑童子という鬼を討ちます。少年の成長譚だった金太郎の物語は、しかしその成長譚と分離して山奥に住む永遠の怪力わらじの物語として今に伝わります。彼はネバーランドのピーターパンとなったのです。

 

金太郎がファリックガール?と驚かれるかもですが。両者は共に未成熟な怪物です。無限の可能性(重要ワード。あまちゃん世界で水口琢磨が使用)と言えます。現在公開中の、日本アニメ史に残る歴史的快作(風立ちぬではありません。ジブリ映画は千と千尋までで役目を終えたと考えています)、魔法少女まどかマギカ においても、テーマとなるのは少女と女の境目です。彼女たちは魔女になる事を拒否するのです!概念として少女は永遠の存在となります。

 

しかし。本来その時間は一瞬なんです。

 

私はツイッター上の自身のアイコンをのび太にしているくらいドラえもんが好きなんですが。彼も一つの特徴を持っています。そう、ネバーランドのピーターパンなんですよね。彼は小学生高学年です。メタモルフォーゼを始まる一瞬前の瞬間。

藤子F不二雄の天才は、彼に第二次性徴を与えなかった。そして明確な最終回を提示した上で、かつ、彼を嘘の世界へ留めました。私たちが知る彼らの物語の殆どはとじた時間軸の中での物語です。閉じているから、うそだから、彼は成長しないのです。

 

不二子がこの物語を世に出して、それを横目で見た某学歴エリートのある人気流行漫画家がこれをモチーフにしてストーリーを展開した事があります。非常に人気のある作品となりましたが、彼の意図は彼の思惑からは見事に失敗しました。

その漫画はとても優れた要素を持った漫画です。絵も素晴らしい。しかし、あれはドラえもんになり得なかったのです。

(もっともこの御仁は、その時期売れる漫画を研究していたんだそうですので。失敗なんてしてないんでしょ。)

 

その作品で成長したかにみえた主人公は、結局全てを失うのです。ルサンチマンをのみ残して。そして彼の成長を助けた筈の存在は結局この世界に残るというのです。

アイツは強くなったじゃ無いか?当たり前です。あれは時計が進んだんです。

彼にはドラえもんなんて必要なかったという結論なんです。ドラえもんになる訳が無い。アンチテーゼじゃなかったの?え?それでアンチテーゼのつもり?

じゃあ、描くなよ。(彼のストーリーは全てこんなのばかりですが。)

その作家は見余っていました。ドラえもんののび太は成長しないと得意げに主張したのです。私のキャラクターは成長すると豪語したのです。

彼が成長しないと罵倒した当のび太は彼の目の前にはすでにいません。なぜなら、のび太は彼とほぼ同い年です。あれは昭和40年初期の物語。とっくに終わってます。まさに彼の少年期と同時期に。

 

学歴エリートの作家氏は厳しい家庭に育ち、リアルタイムにはドラえもんを知らなかったそうです。いや、知っていても読ませてもらえなかったそうです。彼はいじましくも醜くも、自身の作った作品中に自分の分身を出現させ、最後彼のもとに彼の生み出したドラえもんモドキを送り届けます。

 

ああ、あんた、あんたがドラえもんと遊びたかったんだね。

 

前置きが長くなりました。あまちゃん能年玲奈の両方に共通するテーマです。

あの物語の時間は止まっています。

あの物語の主人公として選ばれた少女はファリックガールです。

そして、能年玲奈とは、永遠のファリックガールをあの世界を生きてくれたのだと思うのです。

 

ちょっと支離滅裂なテキストですいません(´・ω・`) バカがバカなりにやってます。

 

タイトル、【戦闘美少女  そして ガンダム、エヴァンゲリオン。】から改題しました。関係ねーやん、というエントリーですので(;_;) 

エヴァとガンダムのファリックガールについてはまた別に。