性的対象 (東京事変のアルバム風に)

必要ヴォルティスロボこと、つぃっ太のツイッターでのつぶやきを更に突っ込んで整理、発表したい時に利用しようと思います。 https://twitter.com/sangatukitijitu 主に 能年玲奈の事 あまちゃん他ドラマの事 ももクロちゃんの事書いてます。 

能年玲奈論 4 刮目

能年ちゃんが演技が出来る事はわかりました。失礼な言い方ですが、私はアイドルとか若い女の子の演技とか、上手いと思って見てません。元来先入観をもって見ているのも確かですし、事実上手いと思う機会も無かったと。これは私が年長者である事も影響しているんでしょう。

 

斉藤由貴、ナンノ、西村知美に浅香唯。堀ちえみとか、マニアックに杉浦幸。ついでに加えれば、アイドル時代のキョンキョン小泉今日子。そんな昔はそもそも彼女たちって演技させてもらう機会も与えてもらってなかったとも言えるかもしれない。

彼女たちはやはり華でした。テレビ画面で咲く華だったと。そしてそれにはステレオタイプな評価ばかり付加されていた。芸能を扱うメジャーな媒体では表立っては天才なんて言葉が飛び交い、その裏で当時のドラマのパロディを、主演の彼女たちを馬鹿にするのを肴に私たちは教室なんかでぶっていたような時代でした。

「下手」だったんです。彼女たちは下手である事がある意味条件付けされていたように思う。アイドルは未熟であるという付加価値が付け加えられていた。

 

この傾向が少しずつ変化してきたのは90年代に入ってきてからでしょうか。富田靖子石田ひかり深津絵里なんて名前が個性派、演技派なんて言葉とともに登場します。アイドルって概念が崩壊し始めたんですね。世紀末の頃に奥菜恵が本格的な舞台劇に挑戦するなんてことも話題になるようになってきた。

菅野美穂中谷美紀の台頭は完全に若手女優というジャンルを確立したと思います。

イグアナの娘って変なドラマがあるんですが、まあ、変なんですけど、あそこで見せた菅野美穂は既に出来上がっていたんじゃないか。アイドルだったんですよ彼女。

アイドル女優が若手女優と呼ばれるようになる。ブレイクするのが結構年長者も多くなりました。満島ひかりはフォルダーってジュニアグループ出身ですが今や日本を代表するような演技派と呼ばれています。

 

女性タレントが本気で演技というジャンルで実力的に評価を受けるようになったのはごく最近の事です。いまだに若手=若いだけ顔だけ下手くそのような風潮ははびこってますが。つまり私です。

 

そうか、能年ちゃんは演技が出来るんだ。ふーん。じゃああまちゃんのあの変な娘はなんなのか。キャラクターとして無茶苦茶だ。ドラマで浮いてる。あれじゃ可愛いだけじゃん。あ、そういう事か。

 

クドカン他スタッフは能年ちゃんの演技を封印したんだ。その為のエキセントレリックなキャラなんだ。演技派のうるさい連中ばっかり集めてる。強烈な個性派美少女橋本愛もいる。下手に演技なんかさせたらまたぞろ消えてしまうじゃないか

この子には何もさせないでのびのび輝かせたい。純粋に天然の魅力を発揮させる役割を持たせればいいじゃないか。素のままでこんなに可愛いんだから

 

はい。なめてました。私はこの頃まだまだ今時の女優ってものを上から目線で見下していたんです。おやおや君は少々上手なようじゃないか。でもまだまだのようだね。おじさんが見守ってあげるから輝いてごらん。ふふふ。天然だねえ。不思議ちゃんだねえ。めんこいめんこい。うんうん。

 

すぐ後にボコボコにされます。能年玲奈に。