性的対象 (東京事変のアルバム風に)

必要ヴォルティスロボこと、つぃっ太のツイッターでのつぶやきを更に突っ込んで整理、発表したい時に利用しようと思います。 https://twitter.com/sangatukitijitu 主に 能年玲奈の事 あまちゃん他ドラマの事 ももクロちゃんの事書いてます。 

能年玲奈論 3 違和感

単純に可愛いアキちゃん、能年ちゃんを愛でる目で見続けていたあまちゃんを、自分なりに読解するべくひとつの見方を作ったのが5月の末ころ。

クドカンリテラシーは比較的備わっていたタイプの人な私は、あのストーリーの流れ自体は面白く堪能させてもらっていました。何がなんやらわからんというだけの事で。

まあ、その違和感を取り除くために半ば無理やり引っ張ってきたのが、あれはファンタジーであるという読み方でした。後々気づくのですが、クドカンドラマは基本的にファンタジー、一種の童話ばかり描いてるという結論に達しています。彼は童話作家だと。

 

可愛い可愛い能年ちゃんは、海女になるべく奮闘する健気な女子高生ではなく(海女にはもうなっちゃってますしね)、イーハトーブ北三陸に舞い降りた、一風変わった岩手の座敷わらし、ジェジェジェのアキちゃんとして見守ることになります。

 

そうしてストーリー自体を読み解いていくと、これがまた楽しい。そうするとより一層能年ちゃんが愛おしくなってきます。この頃私は隙を見ては検索で画像を調べて眺めたり、YouTubeで彼女の過去動画を眺めたりというキモい親父として能年マニアをやっておりました。カルピスのCMはもちろん、例の川口春奈らとラーメンとカレーについてガールズトークをするボンヤリ能年さんとかを見ては心癒されるという感じ。

 

そして色々見ていくうちに徐々に違和感を覚え始めます。この人、鍵のない部屋やサマーレスキューにも出演していると。そして例の「カラスの親指」って映画にも出てて、TSUTAYAいくと見かけた立て看板にも写ってると。あの映画、ワーナー・ブラザーズ(10/21訂正。20世紀フォックスでした。で、yahoo映画のレビューで超絶絶賛されまくってます。ほぼ全部サクラで……)って外資系の映画で、宣伝だけはしまくってるんで印象には残ってたんですよ。あの石原さとみがエロい看板。ほとんどブン投げたサマーレスキューはまあおいといて、鍵のない部屋は割と見てたんです。

どうもこうも何より、2012年のカルピスのCM。あのCM、見てるんですよ。まあ、忘れてましたけど記憶にありました。

まあ、40も半ばを回った初老がそれほど興味を引くこともないのですが、ここ最近で特に印象的だった川口春奈のポカリとか、川島海荷のカルピスとか、本田翼の缶コーヒーとか。清涼飲料水のCMの若い女の子のハッとする可愛らしい画像ってのは割と印象に残ってるもんです。それはその女の子を中心に覚えているもので、彼女らを中心に魅力的に撮られてますし動画自体で印象に残ってるって事はまあ無いものです。

 能年玲奈の記憶が一切ありません。

 まあ、おっさんだし別に印象に残ってないCMなんていくらでもあります。でもカルピスのあのCM自体は見てます。記憶にありました。にもかかわらず、フォーカスされてた筈の女の子は全く覚えていません。見直して初めて気付きました。ああ、確かに能年ちゃんだねえと。でも、アキちゃんはいませんでした。どこにも。

 

鍵のない部屋、サマーレスキュー、カラスの親指の看板石原さとみのエロいやつ。これ重要)。全く印象に残っていません。能年玲奈がいません。

これはこれでおかしくないか?なんの印象にもないってどういう事よ?なにやらざわざわと心が波立ってきます。

 

カルピスの古いCMをもう一度見ます。そして今年の2013年バージョンも見直します。旧バージョンの彼女、海の家でハツラツとバイトしてます。一生懸命看板に絵を描いてます。彼氏に肩車されて浜辺のライブで弾けます。

 

よく出来たCMだと思いました。可愛い女の子がその中に溶け込んでいました。一人のキャラクターとして。

 溶け込みすぎだろ。消えてるんですよ。正確にはCMの世界の中に完全に生息してるんです。だから違和感が無い。だから、印象にも残らない。どうゆうこと?

 2013年バージョン、例のキュンってなんの音ですかってヤツですが、これにはメイキングがUPされてました。あっと思いました。

 


【メイキング】「カルピスウォーター」2013年TVCM 「恋の宣誓 春」篇 - YouTube

 

彼女はカチンコの音と同時に一気に「役」に入っていってます。表情が別人です。まさに豹変します。顔はおんなじ人です。能年さんです。

よく能年整形とかいうサイトがアップされたりして、若い頃がブサイクで今は可愛いなんてのが載ってたりしました。ちゃんちゃらおかしいです。

違う顔、違う表情してるんです。特に目。瞳の可動域とでもいうんですか?ものすごいです。これは演技です!

 

印象に残らないはずです。全部違う顔してるからです。そして役になりきっており、主役でもないのだから目立ってないのです。2012年カルピスCMにおいてそれは顕著です。彼女はあの時、海の家で青春するおねえちゃんになりきってしまってたんです。

 これは違う。これはただ事じゃないぞ、と。この時から彼女への見方が変わり始めます。私の認識ではたんなる可愛い子だったんです。それも今日本一可愛い女の子だったのです。