性的対象 (東京事変のアルバム風に)

必要ヴォルティスロボこと、つぃっ太のツイッターでのつぶやきを更に突っ込んで整理、発表したい時に利用しようと思います。 https://twitter.com/sangatukitijitu 主に 能年玲奈の事 あまちゃん他ドラマの事 ももクロちゃんの事書いてます。 

あまちゃん論 能年玲奈

序盤から5月にかけて、何だかんだ言いながらあまちゃんは面白かったです。クドカン脚本が好きっていう、言わばクドカンリテラシーが予めあったというのもあるんですが、やはりあの豪華なスタッフの作り出す世界が心地よかった。そうなんです。心地よいんです、あの世界が。見てて楽しい。飽きない。いつまででもあの世界を眺めていたくなる。それくらい、画面がよくできていた。

 

そしてその中心にいたのが能年玲奈さんでした。天野アキです。私は当初このキャラクターが掴めなかった。何者なのかわからない。何がしたいのかも、なぜ海女になるって騒ぎ出すかも東京に帰りたくないと言い出すかも良くわからなかった(序盤に少しだけ触れられたアキのイジメのシーン、私はかなり軽く考えていました。その後のアキの描かれ方があまりにも明るく朗らかだったからです。彼女が暗い子に見えた時が一度も無かった)。

そして決定的な違和感があの「訛り」です。東京でしか生きてこなかった子が、岩手に来ていきなり訛りだす。ネイティブといっていいユイちゃんが序盤から登場して標準語ですまして話す。そのギャップ。ユイも言います。「あきちゃんが訛ってるなんて変だよ」まさにそう感じてました。なんで訛ってんの?

 

しかし、それらの異様な設定を全て覆して引き込まれる存在がその中心に存在し続けていた。ほかならぬアキを演じる能年玲奈さん、その人です。可愛かった。徹底的に可愛いと感じました。本当に天使に見えた。彼女は物語的には二言目には暗い、ブスと言われる存在です。実際のキャラクター設定でもそれほど可愛い子という設定では無さそうです。にも拘らず彼女はあの時日本中で一番可愛い美少女だった。

わたしは毎朝、彼女の明るい笑顔と、そのコミカルな動きに見とれてあのドラマを見続けていた。だから、序盤のストーリーはト書きのようにしか頭に入っていませんでした(その後、ハマリにハマって彼らの当時のセリフを思い出したりしながらあの物語を自分なりの解釈で構築していきましたが)。

 

あまちゃん、それは能年玲奈のことでした。