日記 良いストーリーとは?
物語とは大別して二つになるんじゃないかって考えてます。
まず、大原則として、物語が書かれ、読まれるのは、有りもしない「今」という時間を表現する為の方便であること。ここが出発点です。
世界は一見、一方通行の過去から未来への時間移動しかしていません。そこにあるのは、変えられる過去と、いまだ来ていない未来しか無いんじゃないか。つまり、私たちの生きた時間は既に過去なんです。未来は知り得もしない未知の空間が広がるだけ。
平行世界なんて本来当たり前に存在する。それは可能性でしかない。現在なんて時間がないんだから。変えられるのは過去だけなんだと。
さて、私たちは神の視点でのみ、この平行世界を俯瞰することが出来ない。
信じられないかもですが、私たちは神の視点で物事を見ています。その記録が物語。
生きているとは、物語を紡ぐこと。創作された物語なんて言い方が本来おこがましいのではないか。現実なんてものは、私たちが知り得るほんの小さな断片に過ぎない。
で、その方向性なんですが。二つになると。「神話」と「伝説」です。
神話はキャラクターを描く行為。伝説は物語のシステムを描く行為。
両者は互いに依存しています。そのスポットの当て方で変わる。
寓話とは神話の事。金太郎の寓話は金太郎という神の神話です。
そして金太郎が成長して源頼光と共に鬼を討つと、それは伝説となります。
私たちは神話を待ち望みながら伝説を紡ぎ続ける。
見つけられるのは大きな星。いくつかの小さな星は法則により組み立てられ星座となる。それは星屑の海にある。
私たちは星屑の中で大きな星を探す。いくつかの星を星座にする。これが物語。今を語るということ。
そう。占いって物語でした。これはカレンダーという科学になるんです。両者は別に違うものじゃ無いんだな、と気づいたんですよね。
今日はこれでおしまし♪